います。
これは事実。
コツコツまじめに勉強する。
良い点をとりたい!という意欲もある。
親から見ても、頑張っている。
本人も頑張っている。
でも「伸びない」。
全員が「なんで?」とハテナマーク。
頭を抱える。
勉強時間を増やす。
でも「伸びない」。
まず、この手のタイプは、
「ポジティブ」
「あまり気にしない」
こんな感じの性格の人。
例えば、
教科書を読んでいても
わからない部分はスルー。
わかる部分があるから、
そこに意識がいく。
ワークを解いていても同じ。
わからない問題はスルー。
間違えた問題もスルー。
できる問題がそこそこあるから、
そちらに意識が向かう。
「まあ、大体できてるし!」
こんな感じ。
これを無意識に行っている。
そして、
ワークを反復するときも無意識に
「できる問題」だけを何回も反復
している。
「結構できてるじゃん!」
と思いながら反復するから、
できる問題だけ定着していく。
「できない問題のことは考えない!」
と無意識に強く思いこんで。
そうなると、いわゆる
「頭が固い」状態になってしまう。
最終的に、
できるものはできる。
できないものはできない。
もちろん、何も変わっていない。
何も変わらないから、
成績は上がらない。
「ポジティブ」
「あまり気にしない」
これは、
悪いことではない。
人間の性格だし、
この手のタイプは、
結構上手く生きていける。
そこそこ運がいいし、
何事もあまり気にしないのだから、
幸せに生きていける。
「スルー」できる能力は、
人生において結構大切である。
ただ、ここは塾なので、
「勉強」「成績」の話をすると…
こういう人達が成績を上げるには、
本人の自覚と行動
この2つが必要。
定期試験の勉強でいうなら、
ワーク2周目は
「✖」がついたところだけやる!
と決めて、
間違えた問題だけやる。
そう、
スルーしたくてもできない状態
を自分で作り出す。
そうすると「間違えた問題」の中で、
「できそうな問題」をやり始める。
そして、「できる問題」が少し増える。
まだスルーしている問題があるから、
ワーク3周目はそれらだけをやる。
この繰り返し。
ワークを3周しよう!
という指示の本質は、これ。
別に、
ただ回数だけをこなせ!
と指示しているわけではない。
まじめに勉強している人
勉強時間が長い人
でも、成績が上がらない人。
彼らはもしかしたら無意識に、
できる問題だけを反復して定着
させているのかもしれない。
小野田
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